【フジテック株式会社】プログラム完走率73％以上、チーム活動の実施率100％を達成！！チーム活動でのコミュニケーションがモチベーションアップに繋がる！

　当社は、グローバル事業に50 年以上の歴史があり、当社グループの海外事業をけん引しています。そのため、グローバル人材の育成に以前から取り組んでいましたが、日本で勤務する社員の多くは、国内向けの業務が主であり、グローバル事業に携わる機会が限られています。そこで、コミュニケーションのツールとしての英語力の向上を含めて、グローバル人材育成にこれまで以上に力を入れていくということになりました。

　正式名称が「グローバルビジネスリーダー育成プログラム」、その頭文字で GBL と呼んでおり、2012 年から実施しています。当社のGBL は、受講に際して受講者の英語力を問わないことが特徴であり、英語が苦手な社員でもしっかりと研修を受けて卒業できるようになっています。しかし、10 カ月間に及ぶハードなプログラムであるため、受講者には面接を実施して、最後までやり抜くことができるかどうかを見極めています。ここ数年は応募者が多く、定員を超えているような状態ですが、必ず全員と面接をして本人のやる気を確認しています。英語力を問わないことによって誰もが研修にチャレンジできることや、GBL の卒業生による口コミや社内での活躍がきっかけとなり、受講を希望する社員が増えているのだと思います。

　GBL では、これまで接点のなかった社員同士が受講者となりますので、初日にアイスブレークとして当社オリジナルの謎解きゲームのようなグループワークを実施しています。グループメンバー同士のコミュニケーションによってゲームを進めていくので、活発なコミュニケーションが行われます。共通の目標に向かって積極的にコミュニケーションをとることでメンバー間に親近感が生まれて結束力が高まっています。

　昨年、当社グループの海外法人からメンテナンスの技術者を日本に集めて、技術力を競う技能大会を開催しました。その大会で、海外法人の競技選手を案内する役割を、GBL の受講者が担当しました。参加したメンバーからは非常に良い経験だった、英語でのコミュニケーションのハードルが下がったという感想がありました。また、海外出向しているGBL の卒業生が、この技能大会の引率者として選手を連れて来ていた者もおり、GBL の成果が出ていると感じています。

　Smart Habit の導入前からチーム制学習でお互いに励まし合いながら取り組んでいくことに魅力を感じていました。GBL のスタート時点では受講者のモチベーションは高いのですが、そのモチベーションをどこまで維持できるかということが課題で、そのためにもチーム制は良いと思っています。チーム制学習の導入前は TOEIC のスコアの伸びがあまり芳しくなく、学習の進捗もなかなか伸びてこない状況でした。

　そこでチーム制学習というものを知り試してみたところ、期待する効果を得られましたが、我々の方で学習者のフォローをこまめに行うことが難しく課題が残りました。この課題を解決するものとして検討した結果、Smart Habit は学習者のフォローをWizWe に任せることができるので、導入することに決めました。Smart Habit を導入してから劇的に効果を得ています。学習進捗は導入前に比べて明らかに良く、多くの受講者の英語力も上がっているので、これは非常に効果の高いプログラムであると感じています。

　現在の課題は、それでも英語学習の進捗が遅れている受講者に向けて、WizWe とうまく連携してしっかりフォローしていくことです。受講者全員の完走を目指しています。また、業務の繁忙期には受講者が学習から遠ざかってしまうこともあるので、どれだけスタートダッシュをしっかり決めて学習を習慣化することが大切であると考えています。

　GBL の卒業生で海外へ赴任する社員も少なからずいます。なかには英語力が海外赴任のレベルに達していない社員もいますが、GBL を通して英語力を大幅に伸ばした経験を持つ者もいます。このように、成功体験を身に付けたということはとても大きいことであると感じています。