【サントリーホールディングス株式会社】「専門家の知識」×「習慣化」で広く使えるサービスを！睡眠を起点にウエルビーイングを目指す

コロナ渦におけるサントリー社員の健康意識調査をした中で、睡眠に対する課題が大きいことが分かり、2021年にサントリー社員向けに、専門家による睡眠のセミナーを開催しました。

セミナーには1600人近い方が参加。WEBセミナーでは過去最高の参加者数で、海外駐在の社員や経営層からも問い合わせが相次ぎました。睡眠は、身近だが意外と解かれてない課題であり、すごくニーズがあるなと思いました。このニーズに対し、良いソリューションを提供できれば、社員の睡眠やウエルビーイング向上につながるのではないかと思うようになりました。

その後も、様々な取り組み、検証、探索を重ねる中で、主観と客観の組み合わせがキーになると感じ、睡眠脳波計測の精度が高いS’UIMIN社と出会いました。私たちで、S’UIMIN社の脳波測定＋オプションサービスの認知行動療法を受けてみたところ睡眠の質が向上することが分かりました。

認知行動療法は有効なソリューションではありますが、一方で高額になってしまい、広く展開するのが難しい。そこをなんとかできる仕組みがないのかなと考えた時に、「習慣化」ということが頭の中に浮かんで、以前から習慣化について話をしていたWizWeの森谷さんに相談をしました。

「ウエルビーイング向上プログラム（睡眠）」は、自分の睡眠に自信を持てる生活習慣を身に付けることが目標です。

最初に睡眠脳波計測で自分の睡眠の現状を把握し、専門家からのアドバイスを受けます。その後、専門家監修のコンテンツや動画を視聴し睡眠について正しい知識を身に付け、良い睡眠の鍵となる毎日の行動を、WizWeが提供する習慣化プラットフォーム「Smart Habit」に記録することで習慣形成をしていきます。プログラム期間中は、「Smart Habit」の習慣化サポーターが伴走し習慣化を支援。また、匿名制のチームで同じ悩みを持つメンバーと交流することができます。

・プログラムに参加したことで、睡眠を大切にして、時間の使い方を考えるようになりました。また、日々のストレスを就寝時に引きずらないようにしようと意識するようになりました。結果的に睡眠が改善して心身が回復し、家事の処理スピードが上がりました。23時には就寝できるという良い循環ができてきています。プログラムに参加したお陰で自分を大切にしようという気持ちも高まりました。

・「仕事を遅くまでやる」「お酒を遅い時間に飲む」などの活動時間がずれ込むことが、「睡眠」に良くないということが明確に理解できました。8週間のプログラム期間を通じて、昼間は活動、夜はリラックスする時間というメリハリのある生活を送ってみた結果、生活リズムが大変整いました。 （個人の意見ですが）睡眠にすごく困っている人だけではなく、自分の睡眠を知り、日々の小さなことから良い睡眠のためにできる行動を見直すことができるので、誰もが取り組む意義があるプログラムだと思います。

・脳波計測での睡眠の可視化から行動習慣化プログラムまでが網羅された、大変貴重な機会だったと思います。周りの皆さんと参加できたのがとても良い意識付けになっていました。期間中にどうしても多忙で取り組みを中断せざるを得ないときも、皆さんの進捗をSmart Habit上では見ていたので、心のどこかではずっと気になっていました。サポーターからの電話で、「今からでも再開する意味は十分にあります」と背中を押していただいたこともあり、最後まで充実した8週間を過ごすことができました。

正しい知識の啓蒙があって、自分のコンディションをちゃんと測る、それに対していくつかのソリューションをしっかり提供して、それを自分で選んで試しながら続けていくことが大事だと感じています。習慣化を支援するために伴走サポートが付いていますが、常に誰かに見てもらっているという安心感や、フィードバックされると嬉しいというのは、多分みんな一緒だと思っています。

新たなテクノロジーや顧客体験のイノベーションにより、「人間の命の輝き」をめざし、サントリー社員だけでなく、睡眠課題がある方にプログラムを体験いただき、多くの方のウエルビーイングの向上につなげていきたいと思います。

私たちは、このサービスを広く使っていただけるものにしたいという思いを持って、WizWeさんと一緒に今後とも取り組んでまいります。