株式会社ベネッセコーポレーション

導入企業インタビュー

【株式会社ベネッセコーポレーション】忙しい高校一年生の学習に伴走し「心のサポート」で安心感を!より向上した受講生のモチベーション

Smart Habit LTV導入概要

実施期間 2023年4月~7月
対象 難関大学を目指す高校1年生のハイレベルオンライン塾エベレス受講者
人数 193名
内容

エベレス新入生個別サポート 授業出欠/授業満足度

ご担当者様
会社名:株式会社ベネッセコーポレーション
部署名:新サービス事業本部EVERES開発部高校生EVERES課
ご担当者名:松田 実 様

※本事例中に記載の肩書や数値、固有名詞や場所等は当時のものです。

ご担当者様インタビュー

■エベレスについて

 EVERES〈エベレス〉|進研ゼミ高校講座 (benesse.co.jp) 

 難関大学入試に向けたオンラインライブ授業サービスを提供しています。ライブ授業を通して講師と受講生が質疑したり、受講生同士が相互に質問や発言を参考にするなど、インタラクティブ性を重視したオンライン集団塾です。難関大入試対策を担当するベネッセグループ予備校のプロ講師が授業を行います。 

「合格力を伸ばせる学習サイクル」として、難関大学入試分析をベースにした逆算型のカリキュラムを提供しています。ライブ授業を聴くだけで終わらずに、テキストやAI動画アプリを使った予習、ライブ授業後のチェックテストという、基礎事項から応用力の定着までをきちんとできる学習サイクルです。授業クラスは受講生の習熟度に合わせて複数設定し、高校生の生活スケジュールに合わせて、複数の曜日・時間帯から授業を選択することができます。予定していた授業に参加できない場合でも、他の授業に振り替える仕組みがあり、授業は録画されるため、後で確認することもできます。 

■Smart Habitを導入したきっかけ

高校スタート時期に人によるサポートを入れたいと思っていました。中学生から高校生になると、学習量や課題が増え、とても忙しくなります。そのなかで高校生活と進研ゼミやエベレスでの学習を両立させていくというのは相当にハードルが高いことだと思っているので、そこに人のサポートを入れたいと考えていました。 

もう1つはSmart Habitの概念にあった「習慣化」というものが、個人的には響きました。学力を身につけさせる継続型サービスにおいて一番重要なキーワードで、継続してエベレスを活用してもらうために、今回ご一緒させていただきました。 

■Smart Habit導入前の期待

初めて内容を拝見した時は、習慣化を大事にされているところに共感できました。具体的にどのような形で行っていくかについては、一緒に企画内容を詰めていく中で非常に納得度の高い中身だなと思いました。またSmart Habit IDを用いることで両社間で個人情報をやり取りすることなく安全にお客様とコミュニケーションできるという点が非常に導入のハードルが下がったと思っている点です。 

■Smart Habit導入の決め手

導入の決め習慣化というキーワード、スピーディーに受講生とのやりとりを行うところです。また今回はLINEを使用していただきましたが、高校生にとっては一番コミュニケーションに向くメディアと思っていたので、その辺り決め手になりました。高校生のスマホの高一段階での保有率も95%を超えてきている時代背景も含めて、LINEを使っやり取りを人が行ってくれるというところは、われわれが望むサービスの形にかなり近いなと思ったので導入をすることにしました。 

■Smart Habit後の変化

オンラインライブ授業という、講師や受講生の人の価値がサービスであるエベレスにおいて、そこにもう一段、人の付加価値が加わったと思っています。学習者から見ればサポートより手厚くしてもらえるやる気にしてもらえるようになったと思いますまた、教育に携わる者として、人は人との関わりの中で気づいたり成長していものと考えているので、その部分の厚みが出たと思っています。 

■導入して良かった点

このサポートがなければ、落ち込んだ時に勉強に向く気持ちが続かなかったかもしれないという受講生の声に見られるよう受講生のリアルな気持ちの変化に、タイムリーに寄り添えたと思っています。サポートが終わりに近づいた頃に、受講生からの感謝のコメントが多く寄せられたのを見て、このサービスの導入に間違いはなかったと確信しました。 

■改善点などご要望

改善ということではないのですサポートについて現在は告知を行い登録してくれた受講生たちをサポートするという形になっています。どういう内容、告知このサポートの良さを伝えられるか、そして登録率をげられるかということが今一番の関心どころになっています 

■会員様の声

最初は受講生に送られるメッセージのボリュームに驚きました。(以下に受講生からのメッセージをダイジェストで記載)何かを続けられるかどうかという境目にいるときに、その気持ちに寄り添い、心のサポートになったということが、意味合い的には大事だったと思っています。高校生は昔よりもドライになったと言われていますが、彼らのことをしっかり想い、考えて届けたメッセージはとても響いていると分かりました。高校に入学して不安だらけだったけれども、温かい言葉で励ましてくださったとあります。本当に自分のことを思ってメッセージを送ってきてくれているということを、彼らがすごく実感したことが分かりました。 

 

〈受講生の声ダイジェスト〉 

「少しずつ学校生活に慣れてきました!2023年もあと半年だと思うと、時の流れの速さに驚きます…7月末までなんですね!サポート本当にありがとうございました!!  温かいメッセージに毎週励まされていました。また、南さんのおかげでやる気の出ない日も、 もう少し頑張ってみようかなと思うことが出来ました。あと一ヵ月ですが、よろしくお願いします!!」  

「今月いっぱいで南さんともお別れなんですね、、来週の火曜以外は絶対に全部出席します。私は南さんのおかげで欠席が続いてもそのままさぼりつづけることなくまた次の授業で出席できました。南さんが高校入学して不安だらけでも温かい言葉で励ましてくださったおかげで高校生活を楽しめています。あと1 ヶ月、私も精一杯頑張ります!!」 

■社内の皆様からのご意見・ご感想

最初は社内でも議論がありました。これまでの弊社のサービスでは、受講生に返すコミュニケーション内容を詳細にチェックする場合もあります。個別に質問が来たときなどはどのようにメッセージを返してくれるのだろうかとチームで話していました。しかし、実際のやりとりの文面を確認させていただいた際に、サポーターの「南さん」のコミュニケーション力やホスピタリティに非常に感服しました。よくある個別メッセージとは一味違うものだと思いました。このレベルなら、ファクト確認以外は自由裁量で回答を回していただいても間違いないだろうという話になりました。 

また、エベレス側から受講生の個人情報を連携することなく安全にSmartHabit というプラットフォームを使って受講生とやり取りができるスキームはとても良いですねという他部署からのコメントもありました。今回の導入では、告知を行った受講生とそうでない受講生との、2ヶ月、3ヶ月後の継続率にも明確に差が出ていましたので、スキームも含めてすごく注目度が高いです。週次のレポートでいただく受講生の反応も社内に共有しているのですが、日々の忙しい高校生活の中で、とても長いメッセージを受講生が送ってくれることに驚き、われわれの次のサービスのステップアップにおいてすごく可能性のあるサービスと感じています。他のサービスからもいろいろ話を聞きたいという反応がありました。 

■今後取り組んでいきたいこと

われわれはもともと進研ゼミという、自学自習型のサービスを基幹事業としていたのですが、ある程度人の付加価値をいかにサービスにビルドインできるかというが、次のテーマではないと思っています。AIもどんどん発達し、自分ひとりで完結できてしまうような世の中になってきています。しかし、社会や世の中は人と人の関係性でできているものです。人に気付かされる、刺激を受ける、そして「人は人によって成長する」部分確実にあります技術が発達・発展してきている今だからこ人に対して出せる付加価値が何なのだろうかということがより問われてきており、今回の取り組みが1つの答えになるといいなと思っています。