ビジネススキルの勉強をスタートして数週間の時間が経過した頃は、学びが蓄積され始めたことを実感するようになる頃でもあります。そうした蓄積が進んだ結果、ある時から単に学ぶことが楽しいだけでなく、学びと学びを結び付ける事が楽しくなる瞬間が増えるようになります。学びを結び付ける事で自分の中にこれまでにない化学反応を感じるようになるでしょう。今回は、学びを自発的に結び付ける事の面白さをまとめました。
■学びを結び付けることはもっと楽しい
ビジネススキルの科目を勉強する事は楽しいです。そもそも、自分が知らない事を知る事ができるだけでも楽しいですよね。しかし、学んだ事を単に学ぶことで終わらせるのではなく、その学びを結び付けることはもっと楽しいと言えるでしょう。学びを結び付ける事が楽しいのではなく、結び付いた時に体験する『ひらめきの瞬間』が楽しいと言えます。ところで学びを結び付ける場合、2つに分ける事ができるようです。一つは自発的に学びを結び付ける場合になります。もう一つは、偶然に学びが結びつく場合です。今回は、自発的に学びが結びつく場合の楽しさについて具体的にまとめていきます。
■学びを結び付ける事例
学びを結び付ける事の楽しさを体験できる事例としてはどのようなものがあるのでしょうか。今回は2つ事例を紹介したいと思います。
①ビジネススキルの学びと実務を結び付ける
学びを結び付ける事例の1つ目は、グロービス学び放題の学びと実務を結び付けるケースになります。例えば、交渉術で学ぶ交渉のテクニックは、会議の場や商談の場に活かす事が可能です。商談の場での話題の繰り出し方やクロージングの行い方等はまさに交渉術の学びを実務に結び付ける体験になります。また、交渉の現場では、交渉を行う場所の選定も大きく影響します。交渉を行う際の場所の設定を配慮するようにしただけで商談の成果が向上するようにもなるでしょう。学びと実務を結び付ける事で学びを自らのスキルの高める事も可能です。このように、学んだ事と実務が結びつき、成果が上がる事でテキストを学ぶ事だけでは得られない楽しさを感じるようになります。学んだ事を実務に結び付け成果を上げる事で、学びが深まり、さらなる向学心が生まれるようになるでしょう。
②ビジネススキルの学びと学びを結び付ける
学びを結び付ける事例の2つ目は、ビジネススキルの学びと学びを結び付ける事です。例えば、グロービス学び放題の動画ではビジネスのケースを学ぶことがあります。そのケースを学ぶ際に、実際に起きた企業のケースをより良いものにするためにどのような対応を行えばよかったか考える課題が出される事があります。ケースへの対応を考える際にはグロービス学び放題で学んできた経営戦略やマーケティング、ファイナンスといった知識を様々に結び付け考える事が必要です。例えば、事業への投資を行う際に、どのような投資が最適であるか、ファイナンスの知識をフルに使う事もあるでしょう。一方で、事業戦略の観点から自社の戦略の見直しや経営理念の具現化を行う事も考えられます。さらに、様々な施策を行うにしても、その戦略を実行するのは働いている社員です。社員がやりがいを感じ働いてもらうために、どのような評価制度を整備するか検討する事もケースの学習を通じて学びを結び付けることになります。このようにケースを通じて学びを結び付けることで、学びと学びを結び付ける楽しさを体験できます。
■まとめ
ビジネススキルの科目を学ぶことで、学びは蓄積されていきます。自分が本当に知りたかった知識を身に着ける事は、それだけでも楽しいものです。しかし、学んだことを結び付けることはもっと楽しいと言えます。学んだことを結び付ける経験は実務を通じて結び付ける場合や、学びと学びを結び付ける場合の2つがあります。ビジネススキルの勉強を通じて学びを結び付ける楽しさを体験し皆様の学びが深まる参考になれば幸いです。