ビジネススキル向上の為の勉強をスタートし、自分が勉強したいことを学び始めて数週間が経過した頃は、新しい知識が増える事が楽しく勉強が進む時です。学びが深まるとともに、当初予測していなかったような体験をすることがあります。それは、自分が学んでいる分野と他分野との関連が見つかりだす体験をする事になります。今回は、勉強することで見つかる他分野との関連についてまとめました。
■知識と知識がつながる瞬間
皆さんのこれまでに人生でも、勉強していたら意外なところで知識がつながるといった体験をされたことがあるのではないでしょうか。実は、ビジネススキル向上の勉強を行う際にも同じような体験をする瞬間があります。こうした、全く予測していなかったような知識がつながる瞬間は、勉強を行う楽しみでもあります。ところで、知識がつながる瞬間としては大きく分けて2つあるようです。それぞれを詳しくまとめます。
①ビジネススキル向上の勉強を通じてつながる
知識がつながる瞬間の1つ目は、ビジネススキル向上の勉強を通じてつながる瞬間です。経営戦略やマーケティング、ファイナンスといった一見バラバラに感じる分野が勉強を続けることで、ある時からつながるようになります。例えば、人事職の方が優秀な人材を採用するためにマーケティングの知識が必要になる事に気づき人事(採用)の知識とマーケティングの知識がつながりだす場合などが該当するでしょう。また、そうした他分野がつながりだす瞬間は、基礎的な勉強がある程度完了し、知識の蓄えが行われ始めた時でもあります。経営戦略やマーケティング、ファイナンスといった科目の基礎を学ぶことで、他分野との関連に気づく体験が増え始めます。また、この関連付ける体験、知識と知識がつながる体験は大変楽しい事も特徴です。ビジネススキル向上の為の勉強を開始して知識と知識が結びつく体験を始めたのであれば、皆さんの学びも応用的な学びの領域に入り始めたと言えるでしょう。
②取得したビジネススキルが実務を通じてつながる
仕事でミーティングを行っている際に議題として挙がっているビジネス課題の議論を行っている中で、学んできた事が急速につながりだす瞬間を体験することもあるでしょう。他者から発せられた発言が、数学の図形の問題を解く際の補助線のような役割を果たし、知識と知識を繋げるきっかけを与えてくれるのです。この体験の場合も、勉強がある程度進み、基礎的な勉強が進んできたからこそ繋がりを体験でき始めたと言えるでしょう。
■他分野との関連が見つかる事例
他分野との関連が見つかるようになる時は習得したビジネススキルの応用に入りだした時でもあります。他分野との関連が見つかる事例としては具体的にどのようなケースがあるのでしょうか。
例えば、商品開発に携わる人がマーケティングの知識と人事の知識が結びつく経験をする事があります。商品開発をする人であれば、マーケティングの理論を学びいかに消費者のニーズをくみ取り、商品やサービスの売上を上げるかを意識することでしょう。しかし、そのマーケティング施策を実現するには優秀な人材が必要です。その優秀な人材に長く働いてもらい成果を上げてもらう必要があります。そうすると優秀なマーケティング人材が魅力を感じるような働く環境が必要になるのです。具体的には人事評価制度や働きやすい組織づくりに関する人事労務的な知識が必要になるので、マーケティングを勉強している中で人的資源管理に関する知識との関連が急速に進むようになります。このようにマーケティングと人的資源管理といった一見関係ないような科目がつながりだすようになるのです。
■まとめ
ビジネススキル向上の勉強をスタートして数週間が経過した時は、それまではあまりつながる事のなかった分野と分野の有機的なつながりを感じるようになる時でもあります。それは自分の中に基礎的な知識の蓄積が行われ、知識の体系化が進んでいることの証明でもあります。他分野とのつながりを体験できるようになりだしたら、ビジネススキル向上の学習も応用の学びに入りだしたと言えるでしょう。本記事が今後の学習を行う中での参考になれば幸いです。