英語研修 人事様インタビュー

【コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社】プログラム完走率85%以上、TOEIC 平均スコア82.8点UPを達成!受講者の8割が「学習を継続する土台ができた」

導入プログラム概要

研修内容 英語研修
実施期間 2022/1/21~2022/7/20(6か月)  
対象 一般社員
人数 計295名 (Get Startersコース:244名 ・Get Climbersコース:51名) 
内容

<学習コンテンツ>

Get Startersコース:①スタディサプリ【360レッスン】/②レアジョブ【30レッスン】 

Get Climbersコース:①abceed【3600問】/②WiLLies English【48回】  

成果

・Get Startersコース:完走率86%、TOEIC L&R TEST 平均スコア:348.7点⇒423.2点 (74.5点UP)  

・Get Climbersコース :完走率94.1%、TOEIC L&R TEST 平均スコア:564.6点⇒647.2点 (82.8点UP)  

研修ご担当者様
会社名:コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社
部署名:人財開発部
研修ご担当者名:伊藤 祥子様 
事業内容:清涼飲料水・アルコール飲料の製造、加工および販売
企業規模:14,484名
業界:食品・飲料

本事例中に記載の肩書や数値、固有名詞や場所等は研修当時のものです。

ご担当者様インタビュー

―英語力強化プログラム導入の背景|海外知識・知見を国内マーケットに活かす

「コカ・コーラ」の会社というと外資系と思われるかもしれませんが、当社は日本の製造会社です。製造、物流、営業の現場で活躍する社員の割合が多く、かつ英語が喫緊の課題ではありませんでした。それなのに、「なぜ英語力強化プログラムを導入したのか」不思議に思う方もいらっしゃると思います。 

社長は、英語力を強化する理由として、「これまでのやり方は選択肢にない」を実践する一つのよい方法だ、と社員にメッセージしています。当社のミッションである、すべての人にハッピーなひとときをお届けし、価値を創造します」を実現するには、常にお客様やあらゆるステークホルダーの皆様に選ばれる存在であり続けなければなりません。 
ただし、皆様もご存じの通り市場環境は非常に厳しく、今後ますます変化が激しくなることが予想されています。 
よって、私たちが日本国内での活動やコミュニケーションにとどまっているだけ、つまり「これまでのやり方のまま」では、この実現は難しいと考えています。 

私たちは日本国内をマーケットとしていますが、世界にはコカ・コーラ社で働く従業員はなんと70万人以上もいるのです。「これまでのやり方」から一歩踏み出し、多様なニーズや新たな市場を作っていくには、海外のベストプラクティスやさらなる知見を吸収し、私たちのビジネスにつなげていくことが必要不可欠です。また、吸収するだけはなく、私たちが海外の仲間に向けてベストプラクティスを発信し、多様なメンバーと意見を交換することも、「これまでのやり方」から脱却する一つの方法だと考えています。 
 
ただ、これを実現するには全世界のコカ・コーラ社で働く、多様なメンバーとコミュニケーションをとることが大前提となります。そしてそのツールとして「英語」が必要となります。 これが、英語力強化プログラムを導入した背景になります。 

―実際に英語を使用する部署・職種|英語の使用頻度の高まりに伴い拡大

2017年の経営統合前は英語力はあまり必要とされていなかったため、英語に苦手意識や抵抗感がある人が多いのが現状です。そこで、まずは「英語力の底上げ」をテーマとして2020年より公募型のプログラムをスタートしました。 

社長は社員に「将来を担うリーダーとして英語力は必須のビジネススキルだ」メッセージしています。また実際に、社内のイントラや社内SNSにおいても日英表記を必須となっており、またスタッフ部門では英語の使用頻度も以前より増えています。それに伴い英語力向上はこれまで以上に求められつつあります。

―Smart Habit導入の決め手|英語プログラムの課題感にフィット

2020年1期は1年間という期間で、お金と時間をかけ、様々取り組みをおこないました。しかし、残念ながら結果にコミットすることができませんでした。受講者のモチベーション維持の難しさや事務局の負担、効率的な学習ツールがなかったことなどが理由として挙げられます。そこで第2期は、とにかくまずはしっかりと結果につなげる、結果にこだわろうと、プログラムを大幅にリニューアルしました。インターネットで様々なプログラム検索しているときに、HRカンファレンスでWizWeさんの事例を拝見しました。1期の課題であった、「学習の質と量を担保すること」、「一定のモチベーションを維持する仕組み」、会社の風土にSmart Habitのプラットフォームやコンテンツがフィットしていたため「これだ!」と感じたのを今でも鮮明に覚えています。 

―英語プログラムにおける社内フォローの工夫|ミッション・ビジョン・バリューと連動したメッセージの発信

英語が苦手な社員、喫緊の課題となっていない社員に自ら手を挙げて学ぶ機会を自ら得てもらうために、様々な工夫をしています。 
一つ目は、社長をはじめとする経営陣が普段から社内SNS等やあらゆる場面でバリューの一つである「Learning」、学ぶ重要性や、「これまでのやり方に選択肢はない」というメッセージを社員に発信しています。このような日々の経営陣からのメッセージにより、学びの文化の醸成、そして変わっていくことの必要性が社員に浸透し風土になりつつあります。 

また、少しでも英語が苦手な社員の不安を軽減させ、チャレンジしてみようかな、と思ってもらうために、卒業生からのメッセージを社内のイントラや社内SNSに投稿してもらい、実際の生の声を紹介しています。過去の受講者の「自信になった」、「やりきれた」、「今やるしかない」という口コミや後押しで受講を決めたという人が多いのもこのプログラムの特徴です。これらのボトムアップの取り組みが、第3期ぐらいになると、じわじわ効いてくるような印象です。 

また多くの社員に興味を持ってもらうため、プログラムに「GET」と名称をつけたり、プログラムのロゴの作成をしたり、オンラインプログラム用にオリジナル背景を展開するなどの工夫も行っています。こういった小さな取り組みの積み重ねにより、徐々に社内でのプログラムの認知度が上がっていると感じています。

また上司や参加対象者本人へ直接プログラムの案内メールを送信し、プログラムのメリットや結果がでていることを直接伝えています。会社の施策で年に1回上司とキャリアプラン、デベロップメントプランの面談を行うのですが、そこで英語力向上をプランに入れている社員が多くいます。上司には、その方々に是非GETを紹介してくださいとアナウンスしています。プログラムに申し込むかどうかは部下本人次第ですが、背中を押すきっかけになっているようです。上司の巻き込みと、本人にプログラムの優位性をしっかり伝えることが応募につながっています。 

―Smart Habit導入後の成果とその評価|8割が学習継続の土台作りに成功

まず、Smart Habitに切り替えてから結果にコミットすることができました。また受講者の8割が学習を継続す土台ができたと言っています。人事部内では英語プログラムなかなか結果につなげることが難しいと言われていましたが、定量的・定性的に結果につながり、今回のプログラムの優位性に驚いていますうまくいった要因としては「チーム学習」「アプリを使った効率的な学習」そして「きめ細やかな習慣化サポート」が上げられます。Smart Habitの強みがうまくはまって結果につながったという印象です。 

―チーム制についての受講者の反応|チーム制のおかげで頑張れたという声

よく受講者から耳にするのは「自分ひとりではできなかった、みんなに迷惑はかけられない」というもので、競争というよりは皆で目標に向かって一丸となって頑張るというところがうまくワークしていると思います。会社の風土とチーム制という仕組みが上手くはまったな、と感じています。チームミーティングに関しても、業務時間外としていますがみなさんランチタイムを使うなど工夫していましたまたSmart Habit上だけでなく社内のTeamsを活用し、頻繁にやりとりをしてるようです。プログラム参加者はメンバーとの交流により、他の人が大変な中勉強と仕事を両立している姿や勉強の方法工夫、時間の捻出方法を聞いて励みにしていると聞いています 。

―習慣化サポートについて|プログラム会社を選ぶ際の決め手に

こちらは全面的に(WizWeさんに)お任せしています。特に進捗が悪い受講者には個別フォローをしてくださるなど、非常にきめ細やかなサポートをしていただいています。サポーターの方が個別にフォローのメッセージを送ったあとに社の受講者がその後の進捗状況等を返信することがあると聞いています。普段から親身にサポートしてくださっているからこそ、受講生の心に響いているという印象を持っています。全員に同じ粒度でのサポートとはいかないため、きちんと機能するか初めは心配していましたが、全く問題ありませんでした。習慣化サポートの有無は結果にも、そして事務局の工数に大きく影響します。Smart Habitを選ぶにあたり、すごく重要なポイントだったと思っています。習慣化サポートなしには、結果へのコミットも、そして300名近いプログラムを事務局一人で運営することも不可能だったと思います。 

―受講者の声|リピーターが3割を超える結果に

今回のプログラムではリピーターが3割を超えていたことが何よりもSmart Habitの成果を物語っていたかと思います。大変なプログラムなのにもう一回チャレンジしようと思うのは、受講者自身がこのプログラムの優位性を感じているからだと思います。定性的な声としては、「すごく大変だけど、みんながいたからできた」、「やっぱり参加して良かった」といった声をよく耳にします。 

また、一ヶ月に一回、自己学習とは別に英語でおこなわれる英語スキルプログラムを実施していますが、こちらもリピートの一つの要因になっているようです。課題もありとてもハードなプログラムですが、良い意味での危機感の醸成につながり、モチベーションにつながっているようです。 

―今後のプログラムについて|社内展望とSmart Habitに求めるもの

社内の展望としては、まず一点目にプログラム終了後にどのように英語を使う機会を提供するか、英語を勉強しようと思うモチベーションを作るかです。プログラムだけで終わらせないというのがこれからのチャレンジと思っています。 

二点目は、英語力の向上には時間がかかるため、将来の基幹人財となる対象層に受けてもらえるよう対象層の見直しが必要だと思っています。 

Smart Habitに求めるものとしては、Smart Habitのチャット機能です。基本的には今のままで満足していますが、Smart Habitにログインしないと通知が確認できないためタイムリーなやりとりがしづらいという声を聞きます。結局社内のTeamsを使ってしまうのでやり取りをする場所が2つあるような状態に感じてしまうようです。Teamsはログインしなくてもタイムリーにコメントが確認できるので、手っ取り早いようです。コミュニケーションツールが一元化できると受講生間のコミュニケーションがよりスムーズになるのではと感じています。 

―「学びに巻き込む」ためのポリシーや哲学|ただプログラムを提供するだけで終わらない

ミッションビジョンバリューの中に学ぶ向上心を忘れません」というものがあります。社内にプログラムをアナウンスの際、受講者へメッセージをする際は、バリュー紐づけたメッセージを発信するように心がけています。ただプログラムを提供するだけではなく、その上位概念を伝えることで会社として求めていることを伝えること、一貫性を持つことが大事だと考えています。また、担当者としては、仕事はできるけれど英語が苦手であるがためにキャリアでつまずいてしまうというような人をつくりたくないと考えています。英語はすぐに習得できるものではないので一人でも多くの社員が、自分のキャリアを切り開くことができるよう学ぶ機会優位性のあるプログラムを提供できるようにこれからも試行錯誤しながら、よりよいプログラムに進化させていきたいと考えています。 
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