横河電機株式会社(以後横河電機と略)では、20年前から海外売上比率が高くなっており、グローバル人財育成の取り組みを強化してきた。5年前には、TOEICスコアが「昇格要件」に設定され、課長職以上への昇格には、TOEICスコアがある得点以上あることが必須になった。部長やセンター長など、さらに上の管理職へ昇格するには、より高いTOEICスコアが必要である。
それに対して、現在、人財本部の英語施策については、自己啓発支援がメインとなっており、社員へお勧めのプログラムを勧めるまでにとどまっている。IA事業部(=Industrial Automation)では、次世代を担う管理職・リーダーの育成が必要とされており、社員の英語力の底上げは急務であったため、事業部の企画で独自に研修をスタートすることにした。
(全社施策としての人財育成施策が届ききらない領域について、IA事業部の教育機関が研修などを提供する形となっている)
また、IA事業部では海外への出張だけなく、外国籍社員(インド、シンガポールなど)と日常的に英語を使う必要がある。さらに、扱っている商品の特性上、海外へ納品する際にも日本でエンジニアリングが必要なので、外国の顧客と英語でコミュニケーションをとらなくてはならない。
そのような背景で英語施策を検討している時に、他社様からの推薦があり、受講者全員が最後まで英語学習をやり抜く事にフォーカスした「Wiz Heart」を導入した。