特にこんな悩みをもった方への記事です
・英語初心者だけどスピーキングができるイメージがわかない…
・TOEIC600点以上取れるのに、単語でしか話すことができない…
・簡単な会話ならできるのに、いざ英会話で質問されると何もでてこない…
上記の悩みは、この記事ですべて解決できます。
特に「いざスピーキングすると単語しかでてこない」状況に悩んでいる方も多いかと思いますが、この状況を脱することができれば、今までの皆さんのスピーキング習慣は大きく変わります。
今回の記事では初級者レベルからでも英語を「文章」で話せるようにするための練習方法をお伝えします。
また中上級以上の方向けには、英語での会話の幅を広げることができるようになるスピーキングの練習方法をお伝えします。
目次
■【はじめに】なぜスピーキングができないのか?
・現在位置を知ろう
■レベル別スピーキング力の鍛え方
【初心者向け】スピーキング練習方法
【初中級者・中級者向け】スピーキング練習方法
【中級者以上から上級者まで】スピーキング練習方法
■【おわりに】適切な練習でスピーキング力は大きく変わる
なぜスピーキングができないのか?
スピーキングができないと一言で言っても、英語の基礎力があるか否かで必要な練習の内容は当然異なります。
特に基礎的なインプット(文法や単語知識、基礎読解力など)がないままに、オンライン英会話を1年受講したところで、残念ながら英会話力は一向に向上しません。
逆に言えば自分の現在位置を把握し、それにあった最適なスピーキング練習を行えば確実にスピーキング力は向上します。
そのためにまずは自分の現在位置を確認し、自分がどの段階でつまずいているのかを把握しましょう。
現在位置を確認しよう
今回はTOEIC L&Rのスコアを1つの参考指標にしたいと思います。上記はTOEICのスコア目安と想定されるスピーキング傾向の一例です。
なかにはTOEICのスコアとスピーキング能力は一致しないと思う方もいらっしゃるかとも思いますが、ここで重要なのはスピーキング練習を行うための必要な基礎力があるか否かです。
文法などの基礎ができていない人は、残念ながらいくらスピーキングの練習を繰り返しても、一定レベルの英語でしか話せるようにはなりませんので、必ず基礎力の向上に取り組む必要があります。
(一定レベルの英語での発話の例:文法的に文が成立していない、平易な文構造のみの使用、初級単語のみの使用など)
逆に言えばTOEICでスコアは取れているけれど話すのが苦手な人は、実は正しい練習さえおこなえば、自分が想像するよりも早く「話せるようになる感覚」を身につけることができます。
ではおおよその自分の現在位置が把握できたら、さっそく自分にあった練習方法を以下で確認しましょう。
レベル別スピーキング力の鍛え方
【英語初心者向け】スピーキング練習方法
このレベルに当てはまる方はスピーキングに特化した練習を行うには、基礎力が足りていない状況です。
そのため文法や単語の習得を最優先にしつつ、文法の参考書や短めの英文の読解をする中で出会う例文を使用してスピーキングの練習を行いましょう。
例えば “It is +形容詞+to 動詞(原形)”という文法項目を勉強したと仮定して、その際に初心者の方でもできるスピーキングの練習方法をステップで説明します。
<STEP①>例文理解+音読(暗記)
参考書や文法動画の中で説明される内容をしっかりと理解した前提で、出てきた例文を確認します。
ポイントは今回学んでいる文法項目(ここではIt is +形容詞+to 動詞(原形))を強く意識して、例文の中で形容詞はどの単語か、to 動詞の部分はどれか、などをしっかり把握することです。
そして繰り返しその例文の音読を行います。
(例)
例文: It is interesting to learn English.(英語を学ぶことは面白いです。)
意識:(It is +形容詞+to 動詞(原形))
まずは口からスラスラとこの例文が言えるようになることが、初級者の方がスピーキング力を向上させる第一歩です。
このように例文ごと覚えてしまうことで、初心者レベルからでも文章で話す習慣を身につけることができます。
※ただし、自分の理解を越える内容の文章や長文を覚えることは非効率なので、あくまで理解した短めの一文をたくさん覚えることがポイントです。
<STEP②>短文英作
音読を繰り返しおこなったら次は、例文を使って自分で文章を作ってみます。
実際に It is +形容詞+to 動詞(原形)のフレーズを使って自分で文章を作ってみましょう。
(例)
・It is difficult to speak English(英語を話すことは難しいです。)
・It is very important to read books.(本を読むことはとても大切なことです。)
また単語を変える以外にも、時制を変えて文章をつくることもできます。
・It was difficult to understand what he was saying.(彼が言っていたことを理解するのは難しかった。)
特に最初のうちは難しい文を作る必要はありませんので、自分でも使えそうな簡単な文をたくさん考えて、実際に独り言でもいいので「口に出して言ってみる」ことが重要です。
英語を学びたての方は、このような簡単な文章をたくさん作れるようになることを最初の1歩として、これらの短い文を組み合わせることで、少しずつ長い文章が話せるようになっていきます。
【初中級者・中級者向け】【中級者以上から上級者まで】スピーキング練習方法は、次回ブログ【文章で話せない方は必見!】学習レベル別 スピーキング力の鍛え方(2)へ続く
執筆者:WizWe教務部
・TOEICを指標にした挫折しない学習目標の立て方(1)
・TOEICを指標にした挫折しない学習目標の立て方(2)