語学研修の豆知識 | 法人向け英語研修 Smart Habit

<法人向け英語研修>VERSANTテストの特徴

作成者: owner|2021.9.21

VERSANT Speaking Testは、開発されてから20年ほどの歴史があるテストです。長年蓄積したデータを分析に活用し、高度な自動言語認識システムで正確に受験者の発話を評価します。日本では日本経済新聞社が販売権を有し、法人・個人共に利用可能です。

VERSANT Speaking Testの最大の特徴は、測定対象が自分で組み立てた発話内容ではないという点です。他社の英語力判定テストでは、発話内容の組み立て方を考える時間が設けられているテストもありますが、VERSANT Speaking Testにはそのような問題はありません。VERSANT Speaking Testは聞かれた内容を瞬時に理解し、すぐに応答する力を測定します。

ネイティブの自然なスピードで流れる質問を聞き、解答するテストのため、リスニング能力とスピーキング能力の両方を測定します。日常的に使用される口頭英語力(自然さ、流暢さ、即時性)に重点を置いています。日常環境を再現した音声を活用しているので、音に多少の雑音が入っていたり、話し手によっては聞き取りにくい英語だったりすることもあるという点が他社のテストとは異なります。また、VERSANT Speaking Testはビジネス英語力を測るテストではなく、ネイティブの小学校高学年の子が日常会話で使うような単語しか出てこないのも特徴です。

 

VERSANT Speaking Test概要

受験時期

24時間365日

受験場所

どこでも受験可能

時間

約17分

問題数

65問

出題内容・傾向

Switch Board Corpus※ からの日常用語が主に出題される

※約2,400の電話のやり取り(特にカスタマーサポートセンターとのやり取り)から構成される単語一覧

ナレーターの英語

アメリカ英語

採点方法

自動音声認識システムによる自動評価

※ネイティブとの発話一致を測定している   

※自動採点なので結果は通常5分以内に通知される

点数

20~80 

※レベルが低い場合、unratableと出る可能性あり

活用方法

採用時の足切りなど

※テレフォンオペレーター業務、アメリカ大使館などで長年使用されてきた



VERSANT Speaking Test問題構成

 

 

流暢さ

発音

文法力

単語力

音読 (8問)

提示された文を読み上げる。

✓

✓

 

 

復唱 (16問)

聞こえた文章をそのまま言う。

✓

✓

 

 

Q&A (24問)

一般常識をもとに、聞かれた質問に答える。

 

 

 

✓

文の構築(10問)

バラバラに並び変えられた単語を聞いて、文を作成して言う。

✓

✓

✓

 

話の要約 (3問)

聞いた長文を自分の言葉で正確に伝える。

✓

✓

✓

✓

意見 (3問)

質問を聞いて意見とその理由を述べる。

N/A 【採点対象外】

 

上記のとおり、テストの最後にある「意見を述べる問題」は実は採点対象外です。この問題はデータ蓄積のために活用されています。そのため、実際に測られている力は、音読や復唱する力、一問一答形式で一般常識に答える力(例:氷は溶けると何になりますか?と聞かれたら「水」と答える)、そしてバラバラになった文を正しい形に組み替える、パズルを解くような力です。このテストで満点を取る人たちは「記憶力ゲームのような感覚になる」と言うことがあります。聞いたことを短期記憶に入れて、すぐに対応していく力が求められるので、実社会において必要とされるテンポのよいコミュニケーションを取る力を育成するために活用しやすいテストです。

 

「VERSANTテスト対策」の記事はこちら

 

 

執筆者:江藤 友佳(えとう ゆか)
Y.E.Dインターナショナル合同会社CEO 

クレアモントマッケナ大学卒業後コロンビア大学大学院ティーチャーズカレッジで修士号を取得。英語教授法について大学時代に故ピーター・ドラッカーの授業を受け、組織開発に興味を持ち、PwCコンサルティングに入社。SCM部門の配属からHR部門に異動できず、人材育成に関わることもできる研修業界へ転職を決意。株式会社アルクで教育教務主任として多くの教材作成や企業研修、教員研修を担当した後に、楽天様で英語化プロジェクトのco-leaderとして社員教育に従事。英語教育事業部の立ち上げ支援後に独立し、現在は教材制作の下請けやアドバイザリーサービスを提供している。

著書:『ロジカルに伝わる英語プレゼンテーション』『英語の数字ルールブック』『ビジネス英語リーディングの技術』

---------------------------------------------------------------------------

 

■リーディングについて

・ネイティブのように前から情報を理解できる! スラッシュリーディング・スラッシュリスニング

・スラッシュリーディング応用編~長文の一文字一句を読まない! 省エネモードを使うべきところを把握

・<企業の研修担当者必読>英語の長文を速く読解できる手法~ ScanningとSkimming~

・英語教材の活用法~辞書を使って学習効果アップ~ Part 1: 読解・リスニング編

■スピーキングについて

・<企業研修における英語力育成戦略>初中級者のスピーキング練習法

・<企業研修における英語力育成戦略> 中上級者のLinguaskill Business Speaking対策

・<企業の研修担当者向け>スピーキングテスト対策~時制をマスターせよ~

・<企業の研修担当者必見>グローバルパーソンが身につけたい話し方

・<企業の研修担当者必見>英語スピーキング力を上げる書籍活用法

・<法人向け英語研修>副詞の場所に注意を向けて、自然な英語を話そう!

・<法人向け英語研修>動詞のニュアンスを伝えるのに必要な助動詞をマスターしよう!

・<法人向け英語研修>音声認識機能を活用した発音矯正法

・<法人向け英語研修>【スピーキングの基本】イントネーション

・オンライン英会話レッスンでより多くの学びを得るために

・英語教材の活用法~辞書を使って学習効果アップ~ Part 2: スピーキング・ライティング編

■リスニングについて
・単語の聞き取り力に理解必須 ~シュワの音~
・文の聞き取り力アップに理解必須 ~つながる音・変化する音・消える音~

■Linguaskill Businessについて

・運営しやすい高品質ビジネス英語テスト「Linguaskill Business」

■TOEIC®SW試験について

・ビジネスで戦力となる英語力を見極める TOEIC®SW試験とは

・ビジネスで戦力となる英語力を育成する TOEIC®SW目標設定

・ビジネスで戦力となる英語力を育成する TOEIC®SW学習法

■英語学習法

・単語学習のコツ
・ビジネス英会話に頻出する英数字
・音源のない教材を使ったスピーキング練習法
・AIアシスタントを活用したEメール練習法