多くの英語教材には音源がついているため、その音源をリスニング練習や発話練習に活かすことができます。

 

しかし、一部の教材、特に文法解説書などには音源がついていないことがあります。文法理論を理解することで満足してしまう学習者が多いものですが、せっかくなので、文法書などに書かれたきれいな文を正しい音で覚えておきましょう。音で覚えておくことがリスニング力と会話力にもつながります。

本日は音源がついていない教材に自分で音源を用意してスピーキング力強化に活用する方法をご紹介します。

 


STEP黄色1

 

まずは覚えたい文やパッセージを音読してみて、自信がない表現に印をつけておきましょう。初級者は1文ずつ、中級者と上級者はある程度まとまった段落程度の文を音読すると力がつきます。



STEP黄色2

 

Text-to-Speech(TTS)テクノロジー、つまり音声読み上げ機能を活用して、その文やパッセージを読ませて発音を確認します。例えばhttps://www.readspeaker.com/のようなサイトを活用しましょう。私はこのサイトのUS英語で読み上げる男性Jamesの声が気に入っています。例文を見ながら音源を聞き、自信がないと印をつけたところはよく聞いて、覚えられそうになかったらカタカナで聞こえたとおりにメモをとってください。

 


STEP黄色3

 

音源を聞いたら止めて、ものまねリピートをしてください。最初は音が速くてうまくいかないかもしれませんが、流暢に言えるようになるまで繰り返しましょう。何度も1文を聞いて、止めて、同じように言う作業を繰り返します。

 


STEP黄色4

 

文をスラスラ言えるようになったら、スマートフォンやボイスレコーダーで自分の声を録音しましょう。録音したら、お手本音源の収録分数・秒数と比較して、大きな差異がないか確認します。TTSテクノロジーを使って作ったお手本音源と比べて1.3倍以内にきれいに言えるように練習するといいでしょう。収録時間の目標をクリアしたら、自分の音声を聞いて、お手本音声と聞き比べます。音が違うと自分の耳で気づけるところは口や喉の開き方、舌の位置を微妙にずらしながら似た音が出せるようにがんばりましょう。

 


STEP黄色5

 

発音練習をたくさんしたら、自分の書き出した例文をスマートフォンやGoogle documentなどの文字書き起こし機能付きソフトを立ち上げて言ってみましょう。デバイスがきれいに文を書き出してくれたら自分の発音はOKということです。



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一般的に、1つの教材にはとても多くの表現が含まれます。余すことなく、音読練習に活用していくことで確実に語彙力、リスニング力、スピーキング力がつきます。語学には練習の質よりも量が重要です。継続して続けていれば、自分のものになりますので、少々面倒に感じるトレーニングでもがんばって続けましょう。


 

執筆者:江藤 友佳(えとう ゆか)
Y.E.Dインインターナショナル合同会社CEO 

クレアモントマッケナ大学卒業後コロンビア大学大学院ティーチャーズカレッジで修士号を取得。英語教授法について大学時代に故ピーター・ドラッカーの授業を受け、組織開発に興味を持ち、PwCコンサルティングに入社。SCM部門の配属からHR部門に異動できず、人材育成に関わることもできる研修業界へ転職を決意。株式会社アルクで教育教務主任として多くの教材作成や企業研修、教員研修を担当した後に、楽天様で英語化プロジェクトのco-leaderとして社員教育に従事。英語教育事業部の立ち上げ支援後に独立し、現在は教材制作の下請けやアドバイザリーサービスを提供している。

著書:『ロジカルに伝わる英語プレゼンテーション』『英語の数字ルールブック』

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