所属する企業や組織での英語学習研修プログラムが終了したら、何をしていいのかわからないという声を聞きます。

みなさん既にご承知のとおり、引き続き英語学習を継続することが非常に大切です。上級レベルに到達すると英語が定着しているので忘れる可能性は低いのですが、初級・中級レベルでは、英語に触れる時間が少なくなると一気に学んだことを忘れていきます。

せっかく努力をしたのですから、学んだことを忘れずに、そして学びを積み重ねて前進できるように、日常生活に英語を取り入れましょう。日常生活に英語を取り入れるためには、楽しい活動や気軽に継続できる活動を取り入れることが重要です。いわゆる教材ではないものを教材として活用すると「勉強感」が減り、継続しやすくなります

例えば、以下の方法であまりお金をかけずに英語に触れることを継続できるようにしてはいかがでしょうか。

1. 文字で配信されるコンテンツを活用する


PC男性
(A) Twitter上の英語発信アカウントをフォローする
Twitterの特徴は文字数が少ないこと!Twitterで掲載できる程度の単語数であれば、英語に多少の苦手意識があっても、最後まで読むことができるでしょう。

例えばNHK WorldのTwitterアカウント(@NHKWORLD_News )は国内の主要ニュースを英語で紹介しています。テキストである場合も、動画である場合もあります。動画の場合は30秒くらいの短い映像に英語を付けていることが多く、映像と日本語のニュースですでに身につけている知識がヒントになり、英語がわかりやすく感じます。ポーズボタンを押しながら何度も見返して英文を理解することができます。

英語に関するワンポイントをつぶやいている人たちをフォローする方法もあります。サラさん(@salah_backpack )は頻繁にネイティブが使う日本の教科書に出てこないようなフレーズを解説しています。ちなみに私もときどき英語に関するツイートをしています。(@eto_yuka )

(B)メルマガ登録する
多くの英語講師がワンポイントレッスンのような内容を配信していますので、お気に入りの人を見つけて毎日のように届くメールを活用して学びましょう。例えば早川幸治さんの「ボキャブラリーブースター」 はTOEICの頻出表現を配信しています。

(C)ニュースサイトを活用する
英語でニュースを読むのもおすすめです。上級者は海外の新聞を無料で読んでみてはいかがでしょうか。New York TimesLos Angeles Times など、ネイティブ向けのサイトを活用しましょう。

学習者向けのコンテンツを希望する場合は、日本経済新聞社が運営するLissN のような「教材」として提供されているものを活用するとよいです。教材化されているものは有料のことが多いですが、リアルなニュースを英語レベルを下げて伝えているので、理解しやすいです。また、音源が用意されているのが特徴です。視覚と聴覚の両方から学ぶことができますので、多少の費用を払う価値は十分あるでしょう。

無料のものにはVoice of America のコンテンツがあります。和訳がないので、辞書をひきながら学びましょう。

2. 音声素材を活用する


イヤホン
移動中にも取り組みやすいのが「聞くこと」。文字や映像を見るのが難しい場面でも聞くだけならできることがありますよね。例えば電車に揺られながら聞きたいpodcast番組をいくつかピックアップしてはいかがでしょうか。『マット竹内の1日5分ビジネス英語』 は何度も受賞している人気番組です。英語力が高い人はネイティブ向けの番組に登録するとよいでしょう。

3. 動画を活用する


動画1YouTubeは字幕が付いているものが多いのでお気に入りの英語チャンネルを見つけて登録しておきましょう。TED-ed は教材のような作りになっているので、非常にわかりやすいです。またNat Geo Kids はナショナル・ジオグラフィックの子供向け番組。子供向けといえども、かなり難易度は高いので英語字幕を見ながらしっかり学習できます。

もちろんAmazon Prime, Hulu, Netflixなどのドラマや映画もおすすめです。できれば和訳の字幕ではなく、英語の字幕で見ましょう。週に数回は見るようにするなど、楽しみながら英語に触れる時間を作りましょう。スマートフォンやタブレットの防水化が進んでいるので、ゆっくりお風呂に入りながら動画を見て学習に活かしている人も増えているようです。

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今回ご紹介した方法はいずれも無料か安価に活用できるものばかりです。お気に入りのコンテンツを見つけて頻繁にアクセスすることが、英語力の維持または向上につながります。

所属する企業や組織から提供された英語学習研修プログラムを修了したあとにすぐに取り組み始めましょう。日々、自分が興味をもてそうな英語コンテンツ探しをしてくださいね。

 

 

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・ビジネスパーソンは受動態の用法を攻略せよ!
・TOEIC® 200点台の方向けアドバイス
・英字新聞を英語学習に活用しよう
・TOEIC Part 5 品詞問題をマスターしよう

 

執筆者:江藤 友佳(えとう ゆか)
Y.E.Dインターナショナル合同会社CEO 

クレアモントマッケナ大学卒業後コロンビア大学大学院ティーチャーズカレッジで修士号を取得。大学時代に故ピーター・ドラッカーの授業を受け、組織開発に興味を持ち、PwCコンサルティングに入社。HR部門への異動が叶わず、人材育成に関わることもできる研修業界へ転職を決意。株式会社アルクで教務主任として多くの教材作成や企業研修、教員研修を担当した後に、楽天で英語化プロジェクトのco-leaderとして社員教育に従事。英語教育事業部の立ち上げ支援後に独立し、現在は教材制作の下請けやアドバイザリーサービスを提供している。

著書:『ロジカルに伝わる英語プレゼンテーション』『英語の数字ルールブック』『ビジネス英語リーディングの技術

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